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執筆者の写真鈴木優太朗

「プロジェクト」って山登りみたいなもの

おはこんばんにちは。福岡市城南区の探究学習スクール「CAN!Pラボ」の鈴木です。

CAN!Pラボは月曜と金曜にプロジェクトを行います。今取り組んでいる「クリスマスプロジェクト」について今回ブログを書こうと思います。


それでは、どうぞ!


クリスマスプロジェクトとは


月曜組の子は12月25日(月)に「きりんアフタースクール」の子たちが楽しめるようにクリスマス会を企画しています。


金曜組の子は12月22日(金)にCAN!Pラボのみんなでクリスマス会を計画しています。


それぞれ実施の日は違いますが、共通して「みんなで楽しい場を創る」ために「共創」というテーマを設定しています。



「楽しいクリスマス会創りのために、どんなことしてみる?」から


「ケーキつくりたい!」

「小さなグッズつくりたい!」

と話し合いがスタートしました。



クリスマス会についての話し合い。子どもたちが司会・進行をしました。


「チョコタルトつくる!」と試作する子


お笑いネタをつくる!とネタ合わせをする様子

(このあと、笑い転げていました)


樹脂ねんどでグッズづくり(かわいい)


「フロアを沸かすぜ!」とDJグッズと曲を作る子



なぜ「共創」なのか

これまでのテーマは

「試行錯誤」「創意工夫」などといった、「自分の中だけで完結するもの」を設定していました。


では、次のステップへ!ということで「他者の存在」をプラスしたテーマ設定にしています。

「自分自身が楽しい」は最優先、次のステップとして「他者をよろこばせたい」へ


例えば

「やりたい!」に届ける相手が加わったら...?

「やりたい!」に友達の協力が加わったら...?


という「他者の存在」がプラスされることで、


「低学年の子に渡すプレゼントをつくるから、もっとかわいくしたい」

「あの友達が人手が足りなくて困っていたから、できることで協力しよう」

「一緒にやってみたら、すごいものができた!」


と表現や喜びの幅が広がるように、と願いを込めています。



プロジェクトは山登りに似てる


CAN!Pラボでは毎回のプロジェクトにテーマ設定をしています。

というのも、ただ「経験」を重ねるだけじゃなくて、その「過程」のなかで何を感じたかを大切にしたいからです。


テーマ設定は山登りに似ています。

山頂という大きな目的にむかって、登っていく。

ときに、自分の位置をしりながら。

そしていろんな手段をつかって山頂に向かっていく。



今回のテーマ「共創」を掲げることによって


「今日はどんな共創があった?」

「さっきの共創している感じがあったよ!」

「どうやったら共創できるかな?」


という対話をすることができます。

そんなフィードバックで子どもたちが「いま、山のどこにいるのか」を知り、次に向かうことができるのです。



4月からプロジェクトを進めていましたが

テーマで使った言葉、子どもたちの中に意外と残っているんです。


例えば

「いまの“試行錯誤”だったよね!」

「“創意工夫”ってさ、“試行錯誤”の先にある気がする!」


なんて言っている子もいました。


半年も前にやったことなのに、時がたっても残り続けているんです。


テーマ設定と振り返りで現在地を知る


「頑張り始めたけど、目的がわかんなくなった」

大人でも「今自分が位置にいるのか」わからなくなることはあります。


そんなときに第三者との振り返りで、「自分の位置」を知ることができます。



CAN!Pラボではプロジェクトの目的となる「テーマ設定」と

スタッフとの日々の「振り返り」によって

子どもたち自身が「現在地」を知れるように設計しています。



プロジェクトを経て

「自分がどこにいて、どこに向かっていくのか」を

他者と協働しながら知ることが大切だと思っています。



今回のクリスマスプロジェクトで

「共創」に向かって、子どもたちと一緒に”山登り”をしていきます!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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