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  • 森本直樹

「点」と「点」がつながる ~偶発的な学びが生まれる瞬間~



CAN!Pラボという探究学習を柱にした民間学童保育を運営しています。「もっと教育をおもしろくする」というスローガンのもと、子どもたちの放課後の時間の充実に向けて頑張っています。


今日はCAN!Pラボに通う子どもたちの姿を観ていて感じたことをまとめてみたいと思います。「一見するとつながらないなと思うことでも、どこかで必ずつながっていくよ」という話です。


Connecting the dots


これはAppleの創業者のスティーブジョブズ氏が2005年のスタンフォード大学の卒業式演説で語った言葉です。


「Connecting the dots」


直訳すると「点と点がつながる」という意味です。有名なスピーチなのでご存じの方も多いのではないでしょうか。スピーチはYoutubeでも見れますので、詳細が気になる方はご覧ください。




お忙しい方のために、簡単にスピーチの内容を紹介すると、スティーブジョブズ氏は学生の頃にカリグラフィーという「字をいかにかっこよく書くか」という授業に興味を持ち熱中していたそうです。


そのときは授業の内容が将来どう役に立つのか分かっていなかったそうです。


しかし、Appleの代表的なPCであるMacの開発の時に、学生時代に学んでいたカリグラフィーの授業の内容が役に立ったそうです。


点と点がつながった瞬間です。


ポイントは、その時には何の役に立つか分かっていなかったという点です。面白いから学んでいたら、後で点と点がつながる瞬間が訪れたのです。



コマドリアニメーションを作成してみよう


9月からCAN!Pラボでは、子どもたちがコマドリアニメーションの作成に挑戦しています。


狙いとしては、完成形をイメージしながら逆算して考えることを体験すること、本来は動かないものを動かして作品を作ることで想像力を養うことだったりします。


こう書いてしまうと小難しく感じてしまいますが、何よりシンプルに「やってみたら面白そう」と私が思ったから一緒に楽しんでいる感じです。





子どもたちの想像力(創造力)にはいつも驚かされます。


初回は「転がす」という共通のキーワードを決めて、各々自由に作品を作ってもらいました。まずは作り方のイメージを持つというところですね。


あっという間に作り方のイメージをとらえ、思い思いにコマドリアニメーションを作りながら、時には他のお友だちとコラボしたりする場面も見えました。



学びがつながる瞬間


そんな中、ある5年生の女の子が「先生みてみて~」と作ったものを見せてくれました。


見せてくれたものは事前に「こんな風に作って見てね」と伝えていたものとは一味違っていました。


「前にやった動画編集のやつで、アニメーション入れたりテキスト入れてみた~。」


と言うのです。





「ほぉ!そうきたね!」という感じでした。私が何か特別な指示をしてはいないのですが、自分で過去の経験や学びの引き出しを開けていました。


作った作品をダウンロードし、動画編集ソフトに入れ込み、自分のイメージに合わせて編集をしていたのです。


まさに「Connecting the dots」。


「動画制作」と「アニメーション製作」というまったく別の活動をしているのですが、点と点が偶発的につながったのです。



すごくうれしくなった瞬間でした。



、、、




これは日常の一つのある場面の事例に過ぎませんが、子どもたちは大人以上に鋭い感覚を持っています。


大人からすると一見無意味に見えたりすることがあるかもしれません。しかし、その「点」はいつか出会う「点」とつながり、子どもたちの将来に役立つものになってくれることを願うばかりです。


私たちは、子どもたちの選択決定の手伝い、興味関心を引き出していく伴走者として一緒に走っていきたいと思います。


では、また!

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