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  • 森本直樹

アウトプットデイの子どもたちの様子から感じたこと

こんにちは、森本といいます。


「教育をおもしろくする」というスローガンのもと、福岡でCAN!Pラボという探究学習を軸にしたスクールを運営しています。小4~小6までの子たちが個々の興味・関心を思い切り創造し発揮できるような場が作れたらいいなと日々試行錯誤しています。


さて、先日CAN!Pラボでは日々の子どもたちの学びや活動の様子を言葉にしてみるという主旨で「アウトプットデイ」を設けてみました。シェアをする対象は、生徒だけでなく保護者も含まれます。


次回の月曜日にも同様の主旨でもう1日程設けるのですが、先日やってみて子どもたちの様子を観ていて感じたことや見えたことを整理しておきたいと思います。


何をしたか


CAN!Pラボでは現在数名の子たちがMinecraftを使っての創作をしています。その活動の区切りとして、テーマに基づいて作成した個々のワールドについて1人ひとりシェアしてもらいました。


発表を聞いた人は、付箋に感想を書いて発表者に帰りに手渡してもらいました。


少しだけ製作途中の様子を紹介すると、、、


子どもたちの発想は本当に自由で、自分でテーマを決めて製作に没頭していました。また、Minecraftの経験がある子とない子がいて、お互いのスキルをうまく交換しながら活動を進めている姿も印象に残っています。


アウトプットデイに向けて、自分のイメージしているゴールに間に合わないとなったときの最後の粘り・集中力みたいなものはシェアをする場(=期限)を設けたからこそだなと感じました。



当日の子どもたちの様子


CAN!Pラボとしては初めての試みだったので、子どもたちもかなり緊張感を持って当日にのぞんでいました。


今回のもう一つの狙いとして、現在CAN!Pラボに通っているご家庭だけでなく、次年度入会を希望する現3年生の生徒・保護者も見学に招待をしました。CAN!Pラボの雰囲気を感じてもらい、次の4月から新しい仲間を迎えていく準備を少しずつ進めていきたいというのもありました。


結果、保護者の方が6名、生徒が7名のギャラリーが集まっての場となりました。


当日の子どもたちの様子で印象に残っていることを記録として残しておきます。


①説明の言葉が止まらないAちゃん


1人目は、5年生のAちゃん。比較的Minecraftが得意で自信を持って取り組んでいるのが伝わってきていました。


何事もきちんとしていきたいタイプなので、冬休みの間に人一倍頑張って自分のテーマに添ってワールドを作り込んできていました。普段は何かに取り組んでいても自信がないと「まだ見ないで」という言葉が出てくるのですが、今回はある瞬間から「先生、見てみて!」と自信がみなぎっている様子が伝わってきていました。


その様子はアウトプットデイのシェアの時にもそのまま現れます。事前に話す内容を整理していたのですが、それ以上に話したいこと・見てほしいことが溢れて止まりません。





止めたくなかったので、時間の許す限り話してもらおうと様子を観ていました。


Aちゃんを観ていて感じたのは、「やりきった」「こだわりぬいた」と自分で思えるだけの取り組みをしたかどうかがいかに重要かを感じさせてもらいました。



②お互い励ましあいながら発表に挑戦したBちゃんとCちゃん


次は、BちゃんとCちゃん。当日を迎える前から「発表したくない」と言っていたBちゃん。その気持ちの裏側には、自分の作品への自信のなさや不完全燃焼な感じがあるのを感じていました。


「完成していなくてもいい」というのは、私からのメッセージで繰り返し伝えてはいましたが、やはり子どもの気持ちとしては自信のないものは出したくないんだなとあらためて気づかされた場面でした。


発表を聞いた人の感想としては「すごい」という内容でしたが、あくまで本人の納得度の問題なんですよね。


いざ当日を迎えてもBちゃんはやはり「今日はしたくない」と言っていましたが、そこに一緒に製作をしていたCちゃんが寄り添ってくれていました。他の子のシェアが進む裏で、どう話すかをCちゃんが説得しながら一緒に準備をしている姿を視界の端にとらえていました。


ドキドキを友達と一緒に乗り超えようと向かっている2人の姿に胸を打たれました。



③振り返りで「緊張した」と語ってくれたDちゃん


最後はDちゃんです。Dちゃんはファンタジーの世界を表現するのが好きで、自分でお話を作りながら世界観を形にしていっていました。


作っているワールドの設定が1つひとつ細かくて、なぜここに、これがあって、どういう意味なのかを言語化してくれていました。


アウトプットデイが終わった翌日の登校日に、1人ひとりと振り返りの時間をとって話を聞いたのですが、Dちゃんが最初に出てきた言葉が「緊張して話そうと思っていたことを飛ばしちゃった」でした。


発表準備をしているときには、原稿メモを書くことを提案しても「頭の中にあるものが出てくるので大丈夫です」と強気な姿でしたが、「緊張した」「自分のイメージ通りに話せなかった」という経験が次の機会に彼女にどう作用していくのかなというのを興味深く見守ってみたいなと思っています。



アウトプットデイをやって見えたこと


長くなってきたのでそろそろまとめに入りたいと思います。


今回のアウトプットデイは、子どもたちにとって普段見られていない人に活動を見られるというある意味「他流試合」でした。だからこそ生まれた緊張感がありましたし、その中で感じたことも1人ひとり違ったようです。


今回の機会で見えた大事にしたいポイントは、


・活動のプロセスを通じて子ども自身がやりきれたと思えているか(=大人がそのための伴走ができていたか)


・ギャラリーを入れることで生まれる緊張感をどう活かすか


・やってみて生まれた手応えや反省、そこから生まれた気持ちをどう次につなげるか


このあたりでしょうか。



今後も継続していく活動になりそうです。子どもたちの成長から目が離せません。

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