top of page
検索
  • 森本直樹

探究学習を深めるための「読解力」の重要性

こんにちは、森本です。

CAN!Pラボという探究学習を柱にした民間学童保育を運営しています。「もっと教育をおもしろくする」というスローガンのもと、子どもたちの放課後の時間の充実に向けて頑張っています。

今日は、過去にnoteに書いたブログのリライトです。

「読解力」について。

あらためて最近「読解力」について考える機会があったので、以前書いた内容をベースにしながら書いていこうと思います。


CAN!Pラボでは、小4~小6の子たちと一緒に探究的な学びをしている側面から、日々の子どもたちを通して感じることを整理してみたいと思います。


CAN!Pラボでの”親子ミーティング”

今年4月から開校した高学年向けアフタースクール「CAN!Pラボ」も1年間の半分以上が経ちました。


CAN!Pラボでは、”親子ミーティング”と題して、子どもたちから保護者の方とスタッフに向けて、今取り組んでいることの成果や途中経過を紹介してもらうという時間を作っています。





紹介してもらう内容については、初めて実施をした6月はある程度制約を設け、盛り込んでほしいことを提示したのですが、このたび10月に実施をした会では、表現の仕方は自由にしました。


また、10月については準備期間も意図的に短くし、前回の経験を踏まえて限られた時間内でいったん仕上げていくという経験を積んでもらいました。


資料の作成を経て、いざ当日。スライドを作って紹介する子もいれば、自分で動画を作って紹介をする子もいました。 ”親子ミーティング”は、一人ひとりの表現やこだわりに個性が全面に出てきます。私の大好きな時間です。


保護者の方からも子どもたちに感想のフィードバックや質問があり、子どもたちは「表現する」ことの楽しさを感じる第一歩になったように思います。



”親子ミーティング”で感じた「読解力」の重要性

”親子ミーティング”にのぞむプロセスは、探究的な学びそのものだと思っています。


どんな風に自分を表現するのか、その素材は何を使うのか、など過去の実践を振り返ってアウトプットをしながら、資料の修正を繰り返します。


探究的な学びをしていくうえで、「読解力」の重要性をあらためて感じることができました。


今回、子どもたちが”親子ミーティング”の当日を迎えるまでに実際に行ったプロセスを分解してみると、、、

①構成を考える ②資料を作る(文章入力や写真を挿入する)

③話すための原稿を作る ④保護者に向かって話す

という、4つのステップがありました。どのステップにおいても「読解力」が要求されるのです。というより、「読解力」が高ければ高いほど、表現できることが増えるという感覚です。


例えば、、、


「①構成を考える」という場面では論理的に考える力が要求されます。どんな順番で、どんなことを表現するのかを組み立てる力は読解力そのものです。


「②資料を作る」際にも、使える語彙が多ければ多いほど表現の内容が変わります。

実際に「よくそんな言葉知ってるな」と驚かされた場面もありました。読書の積み重ねだったりもするのでしょう。



読解力が重要視される時代背景


少し話題がそれますが、子どもたちにとって読解力が重要視される時代背景についても少し触れておきたいと思います。


昨今、SNSを扱う年齢が低年齢化していることで、子どもたちにとっても文字を使わずにコミュニケーションをとる機会が増えてきています。


LINEはその典型例でしょう。スタンプのみでの会話、「りょ」で「了解」を意思表示する、などなど。


正しい文章を主体的に使うということが難しい時代になってきています。


これは、結果的に読書量の減少につながり、Youtubeのような動画コンテンツを日々消費することで生活が満たされてしまうという子が増えてきています。


世の中にはコンテンツを消費する側と、コンテンツを創る側がいます。

厳しい現実ですが、この構造が「格差」を生み続けています。


自分たちが対峙している子どもたちに、どちら側になってほしいかと言えば答えは明白です。


少し時間軸を伸ばせば、社会に出た時に文章を読める・書けるというのは必須スキルですし、正しく意思疎通ができないとコミュニケーションすらままなりません。


これらの基盤はすべて「読解力」です。


令和4年度の福岡県高校入試の国語の試験の文字数は約9,000文字だったそうです。これは年々増加傾向にある数字です。


高校受験をすることがすべてとは全く思いませんが、現状の日本の教育制度で考えたときには、多くの子にとってほぼ確実に通過していかなければならない未来です。


目先の学力という観点でも、将来に必要なスキルという観点でも「読解力」は避けては通れないものなのです。



どうやって「読解力」を高めていくのか

「読解力」を身につけていくことは一朝一夕にはいきません。地味な積み重ねが必要になります。地味なので正直おもしろいとは対極にあるものなのかもしれません。


探究的な学びの土台となる「読解力」をいかに高めていくのか。これは私たちにとっては、非常に重要な問いです。


参考にさせていただいているのは、著書『AI vs 教科書が読めない子どもたち』が有名な新井紀子さんの考え方です。


▼こちらの記事が参考になります




読解力の要素を分解して、汎用的な読解力の6つのスキルと定義されています。CAN!Pラボでは、これらを「速読力」を切り口にして学んでいっています。





すべての子とは言えませんが、半年間「速読」を続けてきた結果、体感として明らかに文章を読めるスピードが上がってきたという子も出てきています。


少しずつ日々のトレーニングを積み重ねながら、読解力を身につけ、自在に自己表現をできるようになってほしいです。


今日は、探究的な学びと読解力との関係について、子どもたちの様子を観て感じたことを書いてみました。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


閲覧数:97回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page